チタンの指輪が歪むことはある？ない？

通常の使用でチタンの指輪を故意に歪めることはできません。プラチナリングは自然に歪みますがチタンは硬いので正円のままです。もしドアにはさまれた場合はチタンによって指が守られ、硬いチタンを楕円にすることはできず、よほどの衝撃かテコの原理で力が働くなどの外部からの特殊な事故だった場合、チタンが若干歪むといった事例は指の方も骨折または血だらけです。プラチナと違ってチタンの指輪を器具を使わず握力だけで曲げることはできません。血だらけの事故になった場合、チタン製の指輪が楕円になって自力で円に戻せるか？といえば、実際にはどのような男性の指の握力の馬鹿力であっても無理で、万力といった工具でも使わない限りチタンは戻すことはできません。楕円を直すつもりで思いっきり指から抜こうとすれば出血は避けられませんが、こういった事故はサイズ選びの「ゆるさ」が原因です。付け根ではゆるいので関節さえ無事ならば指輪は抜けます。こういった指輪の危険な事故は、関節が出っ張っていて根元が細い男性の指のタイプで起こっています。ふしがでている指のタイプは関節を我慢してでもぎりぎり時間をかけて通過でき、根元で遊びのないサイズ選びが鉄則です。指輪がゆるいと器具や家具、車両の部品にひっかかったり、指と指輪のあいだにものがはさまったままからだが移動してしまうことで、危険な指の大事故も起きています。歪む原因はサイズのゆとりの大きさにあります。指輪の直径は遊びがない状態でしっかりとご自分のサイズにぴったりあったものを着けるのが安全に着けられる条件です。スポーツ中フェンスに登って指輪がひっかかりそのまま体重が落下して大きな指の事故につながったり、車や船体のでっぱり部分に指をかけた際に指輪がひっかかり、運送の車の荷台から降りたり、船体がゆれたりそのまま体重移動したことで大きな力が加わったため、指輪がへしゃげてしまったり。タクシーに忘れ物に気づき、ドアノブに手を掛けて指輪がひっかかって発車されてしまったりと、事故は指輪がゆるいことで生じる危険性があります。適正な遊びの少ないサイズが大切です。そして、こうした事故によりチタンが歪んでしまった場合、鉄の丸い棒に入れてハンマーで叩いて整える歪みを修理することはできます。ただし、修理は可能でも時間を巻き戻すことは不可能ですので、新品同様の真円に完璧に戻るということではありません。芯金に通してハンマーでたたいて円をもとに戻すには直径も伸びて大きくなってサイズを拡張させないように叩きます。サイズがおおきくなった場合、縮める作業はできません。拡張されないように、かつ美しく円になるように力を加え直す作業になります。まったくもとどうりに戻ることはありませんが、丁寧に指輪と相談し、指輪に聞きながら加工を進め、きれいな円を取り戻します。新品仕上げにより光沢もよみがえります。

結婚指輪の色

結婚指輪は日常使いにされる指輪と想定されるから、毎日使ってすりへったり色が変わったりするのは好ましくない。 シルバー製ではあまりにもがりがりに摩耗してしまう。 プラチナも、ホワイトゴールドも使っているうちにメッキがはげてきて、中から本当の暗い色、黄色が出てきてしまう。 チタンなら、そういうメッキもされておらず、純チタンなのでどこまでいってもチタンの色。 シルバーはお手入れしないと黒ずんでしまうが、 チタンの色はもともと、ふつうの金属より一段暗め。その黒っぽさが都会的でメンズマリッジリングとしても人気の要因。

プラチナは磨耗が激しく傷だらけになり易いので毎日着けることは避けた方が無難ですが、チタンは毎日使う結婚指輪にふさわしい耐久性を備えています。残念ながらプラチナ＋傷で検索するととてもいろいろな方の声がきけます。プラチナの歪み対策としてもチタンとの2層で作るのが有効な方法です。