チタンが自然界においてどういう挙動をするかを、いろいろな名前を知らない酸に強いか侵されるかという話があるけれど、それって自然界の指輪にはなんら影響はしません。そんな工場で素手で扱えない劇薬に弱いか溶けるかを話したところで関係ありません。指が溶けてしまう酸に指輪をしたまま手を入れません。インターネットの世界にはいろいろな記事がありますが、化粧品や皮膚に関すること、食器や味に関すること、そして指輪と金属アレルギーに関することは人が自然に生きていられる状態が大前提であり、工業的な薬品に対する耐食性や人が生きていられないような1680度などの融点は意味を持ちません。むしろチタンがどのような性質なのか、それはこれまで疑わなかったプラチナと比較してどう優れているかの方が重要です。
チタンの性質 比較
硬度の表現にもモース硬度とか何がしコードという工業的な表現がありますが、実際に生活してみて、指輪の金属に重い物をぶら下げてどれだけ耐えるかなんて関係ありません。指輪にレッカー車をひっかけて運ぶのでしょうか?かばんを指輪にフックで吊るすのでしょうか?指にはめるものです。子どもと砂場で遊んで指輪がどうなるか、それは砂が指のすきまに入ったらどうなるかの方が重要です。ゴールドの場合はたちまち目減りしてマット仕上げになってしまうでしょう。チタンも砂の中でぐるぐるとかき混ぜられたら無傷ではいられませんが、プラチナのように傷だらけになることはありません。
このデザインでパーツに一部タンタルを使うことができます。強度的に本体の部分をタンタルで作るのはこころもとないので、躯体はチタン、装飾にタンタルの仕様です。プロドットのタンタルはコンフリクトフリータンタルです。