除外すべき4つの試薬と取り寄せるべき試薬

意味が無いパッチテストはもうやめていい
「結婚指輪のためにならパッチテストは意味がない」から、パッチテストを希望しても引き受けない、やらなくていいと断ってくれるような”真に良心的な皮膚科クリニック”を見つけることが大事。

金属アレルギーがあろうとなかろうと六価クロムは有毒なのに

だれにとっても有毒な六価クロムや水銀やカドミウムをどうしてパッチテストに入れているのでしょう。誰にとっても百害あって一利なしの金属も。テストで水銀アレルギーですと判明しなくても鉛アレルギーですと判明せずとも、今や販売すらされていない赤チンを傷薬として付ける人はいないですし、鉛入りのガラスに触るひとも居ないです。私の子どもの頃は赤チンをひざに塗っていました。歯科でもアマルガムを取り除こうという方針です。やはり私の子どものころはアマルガムが使われました。体温計にも水銀が使われていましたが、現在は生産されなくなってきています。中国製のおもちゃに鉛が使用されたものが輸入されたものを慌てて回収の報道がありましたが国内では生産されません。鉛のアクセサリーなど作る工房はありません。

金属アレルギーにならない指輪

ジュエリーと無関係なパッチテストの際に除外すべき金属

  • 六価クロム
  • 水銀
  • カドミウム

をあえてテストする必要は何でしょうか?テストの中には六価クロムまで入っている場合があります。六価クロム裁判で社会問題にまでなった有毒な金属は、写真の現像に携わる人以外、関係する機会すらない金属です。判定を待たずとも有害とわかっています。水銀アレルギーだと判明して水銀を含む食品を食べないようにと考える前に誰も食べません。水銀の入ったアマルガムを取り除く歯科は完全防備でアマルガムに触れないように細心の注意を払います。カドミウム(資料*C)については分析されると微量がお米、香茸、お茶等の食品に検出されていますが、カドミウムが使われるジュエリーは皆無。

一般に皮膚科で準備されている金属

銅イオン、パラジウムイオン、クロムイオン。ニッケルイオン、 コバルト,水銀,スズ,カドミウム,ゴールド,プラチナ,鉄,インジウム,イリジウム,モリブデン,シルバー,亜鉛,マンガン。これらは全てイオン化した状態でパッチテストされます。チタンは試薬に入っていません。なぜなら、チタンはテストしても陽性にならないからです。チタンは酸素があるところでは不動態を作るので反応しません。水にも溶けません。つまり人体には自発的に酸化還元が進行しないからアレルゲンのタンパクにならないからです。

検査に取り入れるべき試薬

逆に、最も皮膚に触れる金属=ロジウムが見当たりません。プラチナ製にもシルバー製にもホワイトゴールドのジュエリーにも、百貨店などで見かける市販のジュエリーで私たちが目にしている宝飾品で本体がプラチナPt900やホワイトゴールドWG、シルバー925の外側にメッキされているロジウムです。肌に最も触れるロジウムが皮膚科のテスト項目に無いのはどうしてでしょうか?ロジウムが高価な貴金属だからでしょうか?金属アレルギーを疑う重症者にとってニッケルをあえてテストするまでもありません。ジュエリーだけでなく、衣類のホックにもベルトのバックルにもニッケルが使われていますので避けるに越したことがないのは明らかなことです。それよりも結婚指輪などのジュエリーでどれが大丈夫なのかを知りたいと思ったらニッケルも除外しロジウムを取り寄せて反応を見てみる方が賢明かと思います。

生体内の微量元素の役割

金属が人体に害があるというのも間違いで、例えば鉛は比較的軽い重金属の一つで、 地球化学的に両性の親銅元素。従って天然水中に普遍的に存在していて物質の不純物になりやすいもの。人体中にも鉄に次いで多量に含まれており成入中約2グラム存在している金属です。欠乏すると味覚に障害が出たり髪の毛の損傷や成長の停止などの病気の原因となることがわかっています。鉄が欠乏すると貧血になるのはあまりにも有名で、鉄がヘモグロビンに必須なことは誰もが知っていることのように、銅も必須の元素となっています。

亜鉛は金属アレルギーになりうる金属だけれど体内にも存在している

亜鉛不足の症状には、味覚障害、臭覚障害などの知覚障害、湿疹、皮膚炎、脱毛といった皮膚症状、貧血、食欲不振、骨粗しょう症、免疫力低下、慢性肝疾患、糖代謝異常などがあります。微量は無いといけません。けれど過剰になり、とり過ぎても貧血、免疫力の低下、性機能低下、味覚や嗅覚の低下などが起こります。

もともと体内にある金属が外からの金属と反応

金属イオンがもともとあって、外からの侵入と反応して免疫に発見されやすくなり攻撃されるという仮説も立てられ化学的に研究されています。実際に金属アレルギーを起こしやすい統計のある上位にランキングされる元素は体内に必須の金属です。

血液検査

金属アレルギーには全身性金属アレルギーという食品に含まれるミネラル(金属)のアレルギーもあります。食物アレルギーを調べたい検査に血液の採取で調べるという方法についての問題点が学会からアナウンスされています。
食べ物の特異的IgGを検査しても、実際にその食物を摂取したからといってアレルギーが出るわけではないし、神経質に原因を考えられるミネラルを除去すると体の成長に必要な必須ミネラルまでも除外してしまうことになり、かえって健康被害につながるというもの。食べ物のアレルギーを予測するための血液検査は意味が無い、と解釈してください、と日本小児アレルギー学会が注意喚起を唱えています。検査しても原因と一致しないということです。皮膚のパッチテストも一致しないのですから、無意味なテストをせず、症状が出たものを自分で記憶しておく、予防が治療です。結婚指輪のためにパッチテストをするのはやめた方がいいと言ってくれる医師は良心的な医院です。

金属は体内に入ると有害なの?

人体にとって金属があたかも有害で、溜まっていった金属は排出できないから危険というような誤解をされているかたもいらっしゃいます。
でも人体にとって金属はなければ生きていけないものでもあります。
必須ミネラルというのがあります。
銅も亜鉛も鉄もからだの中に誰もが持っていて、無いと生きていけない金属です。だからFeに対して反応すると一口に言っても、体内にあるFeとは違うタンパクとなって免疫に攻撃されてしまうFeとは異質ということ。鉄にアレルギーが出る理由と、体内に鉄が不足して貧血になる理由、鉄が必須なのに鉄を拒否する矛盾を調べていますが、なかなか論文を見つけられていません。

チタンの危険性とDHMOの関連性

白色の顔料や食品添加物、化粧品などに使われている酸化チタンTiO2は化学的に安定で、生体に対する作用がないと考えられています。国際化学物質安全カードに急性毒性や発がん性の報告がありません。IARC ( 国際がん研究機関 )の発がん性分類では:"ヒトに対する発がん性については分類できない"になっています。生活の場では、問題となる毒性はありません。チタンはからだに何の効き目もない=何の毒にもならないということです。
酸化チタンTiO2で間違われ易いのは、顔料や化粧品に使われている二酸化チタンルチル型と、光触媒に使われているものアナターゼ型とでは結晶構造が異なったものです。
顔料としては光触媒作用のないルチル型が良質なものとされています。超微細な粒子では透明に近い粉末になり、日焼け止め化粧品などにも使われています。そして、ナノ粒子でありながら肌を通過しない、経皮吸収しないことも研究で明らかにされています。
アナターゼ型の方は太陽光由来の紫外線を吸収する性質があり水や空気を浄化させます。光触媒のガラスの自浄作用を利用した神宮前6丁目(原宿と渋谷の中間)の氷山ビルの美しい外装にも役だっています。

危険を作りたがる人々:参考書籍*「健康になれない健康食品/佐藤健太郎著
化学者も大半は素晴らしい研究をされていると思いますが「STAP細胞」の例もあるように、信じてはいけない博士もいるということです。誤解を生むからくりはいたるところにあります。
ネット上にはチタンは○○で危険!とか、タングステンは切れないから危険などありもしない恐怖をこしらえたい人びとがいます。何かを落として何かを持ち上げたい商取引に携わる世界にありがちなことです。チタンが危険といううわさはコーラは歯が溶けるから危険という、フードファディズムと同レベルのものがたりです。
ひとは「危険」に敏感です。化学根拠なしに、添加物や保存料を毒とする誤りが、さも恐ろしい危険ストーリーのように書かれています。実際には、私たちの生活は、ごくありふれたものであっても多かれ少なかれ毒性や危険性を持つ物に日々囲まれています。効き目がある、作用があるということは、毒にも成り得るということ。チタンは人体に対する何の効能もありません。
石けん、洗剤、漂白剤、食塩は普段生活になじみがあるものですが、限度をこえて摂取すれば命の危険をもたらす物です。 私たちが呼吸している酸素でさえ、酸素分子はほかの分子に結びついたり、電子を奪ったりする性質があります。
水についても DHMOの危険性という逸話がありました。
アメリカで端を発し1997年に唱えられた内容は、DHMOは酸性雨の主成分であり、鉄を酸化させ腐食させたり、腫瘍からも検出されるという危ない物質だとして署名運動にまで発展しました。DHMOは河川にも大量に流れ込んでいるというものでした。「DHMO」はdihydrogen monoxideの略で化学式でH2O=水というジョークでしたが、危険に翻弄された結果、アメリカの市議会までもが信用し、水道局に問い合わせが殺到する事態に発展した例がありました。こたえが水だと聞くと、実際に酸性雨の主成分ですし、鉄を腐食させる、湖にも大量に流れ込んでいるなど、情報事態には間違いは入っていませんでした。このことでわかるのは、人は危険という文字に敏感に過剰反応するということ。注意を引きたいという思惑から、意図を持って書かれたチタンとは無関係なブロガーによる記事「チタンは危険」を見極めていかなければいけません。

有害物質

食品中では加熱調理により様々な化学物質が生成されたり、分解されます。このとき生成する化学物質の中には、有用な効果をもたらすものがある一方で、健康に悪影響をもたらす可能性のあるものが副産物としてできることがあります。そのような加熱食品に含まれる有害化学物質のひとつが「アクリルアミド」です。本当に正しく恐れなければいけない化学物質の方が啓蒙されるべきです。農林水産省はアクリルアミドを取り除く低減対策の指針を掲載しています。資料*A
ポテトを炒めたり焼いたりしてできるアクリルアミドの数値と、蒸す、煮るなどの比較が公開されています。資料*B

ガンが死亡原因の1位になったのは平均寿命が延びたからという表現と寿命の平均値のからくり

江戸時代の平均寿命は約30歳だったのに対し、現代では寿命が延びガンにかかる人も増えたという表現の使い方にもからくりがあります。江戸時代1歳まで生きられなかった乳児は1000人中300~350人いたと言われています。そのため、平均値を出すと平均寿命30歳となりますが現代は1000人に対し3人ですから数値は大きく変わることがわかります。しかし江戸時代にも70歳代のお年寄りは居たにもかかわらず平均寿命を押し下げていたことがわかります。単に平均寿命を見ると、昔の人は長生きしていなかったという印象を持ちますが、そう変わっているものではありません。女性の平均寿命は現在85歳ですが45年前から70歳を超えていました。

耐用年数から抱く誤解例:例えば木造家屋の法定耐用年数は22年と言いますが、家を建てて22年で寿命が来てしまうというものではありません。せっかく新築しても木造は22年だからなと諦めるひとや、もう20年を経過したから危険だから早く建て替えた方がいいと不安を煽るひともいるかもしれませんが、これは減価償却のためにあらゆるものが法定耐用年数を税務上公的に決められているのであって、物理的な寿命と相関性はないものです。京都の長屋で築300年の木造家屋もあれば、海の近くで塩によって早く傷む家もあるでしょうし通常は築54年が指標となっています。手入れの仕方によって個々の寿命はいかようにもなります。乗用車の耐用年数は4年ですが通常4年で寿命だから廃車にするというものではありません。個別の情報に惑わされることなく、広い視野で全体を見て何が本当なのかを自分で見極める時代になっています。
利害関係にかかる1例(新谷医師VS酪農乳業協会からの質問状)


資料*Aアクリルアミド低減対策の指針を掲載/農水省
資料*B「食品は化学物質からできています 」アクリルアミドを減らすために家庭でできること/近畿農政局
資料*C食品中のカドミウムに関する基礎情報/農水省

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