エンゲージはマリッジより比較的高価なのにもかかわらず、ダイヤの4Cに目を奪われるあまり、サイズに無頓着すぎる花嫁様が多すぎるようにみえるのです。もっとサイズにうるさくならなければ、ダイヤの価値よりもエンゲージが指に合っているかそれとも傾いてしまってかっこわるい着け方をするかどうかで先々の着ける頻度が変わってきてしまうのです。
婚約指輪はきつめに、指に跡がつくくらいのきついサイズで作っておかなければ、あとからゆるくなってきてしまうのです。購入時のサイズよりゆるくなったと花嫁さまたち10人中9人が変化に気づいたと口にしています。花嫁さまたちから、婚約指輪が膨張したのでは?と感じられるくらいのご質問をいただきます。ほとんどの女性が指輪使用開始後にゆるんできているのはどうしてでしょう?。その原因のひとつは指にあります。指の根元部分の脂肪と筋肉の移動しウエストのくびれのように順応してくるからです。これは指輪をはめて1カ月くらい経過しないと感じられません。男性よりも花嫁様の指は一般的にやわらかいので、婚約指輪を着け続けているうちに、指輪まわりの脂肪が移動していき、最初に感じられた圧迫感がなくなります。ですから最初は大丈夫かなと思うくらいきついサイズを選んでおかなければ、せっかくのダイヤがいつも傾くエンゲージになってしまうのです。
第2の理由は指ではなく、はずし方とサイズの測り方に問題があります。結婚前から薬指に着け慣れていたという花嫁さまよりも、薬指をとっておいた花嫁さまの方が多くいらっしゃる統計があります。そして指輪のはずし方、サイズの測り方が大きめに測定されています。その理由は指を痛めるように引っ張って無理やりはずすような抜き方をしているせいで、大きめに測られてしまっている点です。指輪慣れした人のうまくはずすコツは、指の関節の皮膚がだぶつかないようにリラックスしながら指を折り曲げながら押し出します。こうして抜く場合と、ただ引っ張って抜けてしまう抜き方では採寸に1~2号の誤差が生まれます。大きめのエンゲージを買ってしまいがちなのはそのためです。
エタニティのようにぐるっと一周のエンゲージなら話は別です。あとからゆるんで指輪が回っても差し支えありません。
結婚指輪と決定的に違うのは、婚約指輪についているダイヤです。婚約指輪の顔ともいえるべき正面性があるデザインについてです。 ダイヤ一粒の大きな石が重みでくるっと傾いてしまってまっすぐに向いていないエンゲージより、しっかりとぴったりサイズで正面を向いている方がより美しい。
エンゲージの跡がついたり抜けなくなったらと思うとついゆるいサイズを選んでしまいがちですが、美しさのためなら跡がつくくらいが良いのです。そして抜けない心配はあとからコツを掴めるので上手にはずせるようになるものです。
結婚式直前だけダイエットしている花嫁は、あとからのリバウンドを考えてゆるめにしておくなど心配は絶えないかもしれませんが、指というのはとても指輪に順応します。
*既製品の日本サイズ"号数"というのはとてもおおざっぱな規格からできています。
アメリカサイズの号数は号のきざみ方が細かくとても親切なのに対し、日本はなぜか1号きざみとされている号数はアメリカサイズの3個~4個分のサイズをひとまとめにされています。これではアバウトすぎて既製品が指に合わない結果をもたらしています。ぜひオーダーで0.1号単位のきめ細かい測定のできる職人さんの居るブライダルショップさんであつらえることをお勧めしたいです。もちろんご相談いただければ当店でお測りします(無料)シンデレラサイズというのは9号?
平均身長や平均の腕の長さ、足の長さ、指の太さ、人体の平均値というのが公表されてはいますが指は身長体重に比例するものではありません。しかも何号かどうか測る測り方がとてもいいかげんで、正確に測定するには日本の規格では不正確ですし日本女性の体格は年代によって毎年変化します。昔の女性と現代の女性も同じではなく年々変化しています。日本人の女性の指の平均サイズは6号から9号などとうたうサイトの統計に信憑性はありません。無理にシンデレラサイズになろうと指輪の号数に惑わされる必要はありません。
関節が太く根元が細い指と、もみじ型つまり根元が一番太く、指先にいくほど細くなっていくタイプ
大きく大きくおおざっぱにわけるとこの2通りに大別できます。前者は脂肪が少なくむくみも微量なのに対し、後者はサイズの増減値が広いのであとからゆるくなる指と言えます。そうした指の個性に対応し、緩くなることを見越して長く愛用して快適に着けられる指輪を作ります。
さらに、比較すれば、女性で6号の指と16号のレディースサイズでも後者の方が増減値の幅がひろがります。脂肪が多いほどむくみも顕著です。指輪をはめることで指が細くなるのではなく、指輪の箇所のみがくびれます。
*「きつめ」が良いのはあくまでも『婚約指輪』の話です。『結婚指輪』はゆとりを持って楽に着けること優先です。婚約指輪はひきしめ方向、日常のマリッジリングならリラックスな方向です。
サイズを適切に合わせて作れないショップさんでは買わない。サイズ直しできるから大丈夫と安心させるショップは、ちょうど良いサイズが作れていない証拠。エンゲージもマリッジもサイズを直す必要のない、サイズに熟練したショップを選べば指にきちんと適正なサイズで作ってもらえます。一方大量生産で作られた市販品は号数がおおざっぱに出来ているため、スキルが低くサイズが合わないのが前提になっているので、サイズ直しできますよと最初からうたっています。きつすぎず、ゆるすぎないちょうど良いサイズで作るには熟練されたスキルが必要なのです。そしてサイズ直ししないことを大前提にしないとサイズを合わせて作る職人のスキルも上がっていかないのです。
どうしても式の日やパーティーのときなど、指輪が傾いてほしくないときに役立つのは歯科用のワックス。歯科矯正のワイヤー器具が口の中を傷付けないように固形のワックスをつけるのですが、それを指輪の内側に塗ると指輪は動かなくなります。食べても問題ない素材で歯科医院でも薬局でも数百円で簡単に手に入るものです。シート状になっていて、手で適量ちぎって付けます。「歯科矯正用ワックス」
脂肪が少なくピアノをやっていた花嫁さまの指は関節が出っ張っていて付け根の方が細くなっています。その場合は婚約指輪のダイヤがどうしても回ったり傾いたりしてしまいます。対策はセットリング。結婚指輪で婚約指輪がくるくる回らないようにウェーブをお揃いでエンゲージのダイヤに沿うようにウェーブラインを描く結婚指輪を作ります。そうすることでぐらぐらと動かずまっすぐ前を向いていられるような婚約指輪にすることができます。
消防署で切って欲しくはありません。入った指輪は抜けます。皮膚がひっかかるだけです。一時的に激しくなっている血流を鎮静化させてあげられれば大丈夫。消防署にはどうぞ駆け込まないでほしいと思います。指輪が抜けないとき
プロからのコメント:結婚指輪ではなく、婚約指輪について、なぜ書かなければならないかと申しますと、それはういういしい花嫁さまたちが慣れていないからです。慣れていない、抜けなくなったらどうしようという恐怖感が指輪を選ぶ段階でゆるめを選択しがちだからです。指輪にとても慣れていて、指があとからやせることを熟知される方がいないからです。花嫁予備軍はみんな薬指を結婚するまでとっておいて、結婚して初めて薬指にエンゲージリングをはめるから。
上記は婚約指輪について書いてきましたが、ここからは結婚指輪に対してもきつい方が良い理由を案内します。
きついのは指が順応できるのでピッタリ体に沿った指輪になりますが、ゆるいと都合が悪い場面があります。指を閉じると小指にあたり、中指に当たって痛かったり、正面性のデザインがうしろに向いてしまったり、物が指と指輪の間にはさまったり引っかかったりしてテコの原理が効いてプラチナなら真円でなくなることもあります。揺れる乗り物につかまっていて壁面や戸のビスにリングがひっかかり手をもっていかれたり危険な事故もあります。将来太るかもしれないといった先のことを心配するあまり、からだに合わないものを着けると危険なこともあります。現状で適正なサイズをあつらえることが快適につながります。
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