チタンはレアメタルの中でも紛争鉱物とは関わりの無いクリーンで安全な金属です。
金属アレルギーに有効な指輪の材料としてタンタル、チタンを比較すると、タンタルはとにかく柔らかで粘る難加工材です。タンタルの切削
タンタルtantal加工事例
チタンとタンタルとのブレンド新金属ニフリート日本ピストンリング
タンタルの加工
チタンの原料とタンタルの原料の輸入から生産、需給の流れを比較してみると、チタンの原料は中国、豪オーストラリア、ベトナム、南アフリカ、モザンビーク、カナダなど世界に偏りがなく各地から産出されるのに対し、タンタルは偏向産地であるアフリカ紛争地からの輸入を隠すための統計操作が絡んでいる動きが如実に見てとれます。
チタンやタンタル、発光ダイオードとレアメタルクリスマスのイルミネーションに使う発光ダイオードLEDはレアメタルが使われています。もはや日常に入り込んで不可欠なレアメタルは用途を考え上手に大切に使われなければなりません。
資源リスクを回避する方向は基本的に三つ。
「見つけること」
「うまく使うこと」
「替わりを探すこと」
レアメタルの代替材料とリサイクル/岡部徹
レアメタルの現在
産業のビタミン鉄が産業を支える主食のご飯に例えれば、レアメタルとは産業にとってのビタミンのような存在
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小説、ドラマの中のレアメタル:ボンジョビウム
ボンジョビウムという名前のレアメタルをご存じですか?
ボンジョビウムというのは、架空のレアメタルの名称で、ドラマ化された小説の中に出てくる言葉です。携帯電話を作るのに必要なレアメタルを輸入できるか否かが国政に関わるという筋が出てくるのですが、このレアメタルというのは、まさにレアメタル「タンタル」を彷彿とさせるのです。レアメタルであるタンタルは携帯電話のほか、携帯ゲーム機、ノートパソコンなどポータブルIT機器のバッテリーに必須なレアメタルです。そしてその原料は日本からは産出されない、すべてを輸入しているのです。ドラマの中ではウズラスキスタンからということになっていますが、現実世界では、コンゴ民主共和国が産出国で、略奪にあい、児童労働を強いられているコンゴ(民)のひとたちから搾取され、違法に国外に持ち出されるブラックなルートで流通するタンタルによって携帯のバッテリーのコンデンサーが作られます。
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