プロドットコムはjewelryデザイナー兼造形作家により運営されており、ギャラリーショップとしての機能を持っています。

独創的な作品創りをしている表現者達が集まるような、新しい展開の仕方を模索しながら増殖できる発酵体をめざしています。アクセサリーだけにとどまらず、現代美術作家、インテリアオブジェ作家、プロダクトデザイナー、イラストレータとのコラボレーションや、スタイリスト、カメラマン、などと一緒に展覧会も企画しています。原宿アートカフェ「ピンクカウ」との同時開催展にて若手アーティストを応援するイベントも行っています。インターネットのヴァーチャル空間と現生するアートシーンをリンクさせながら作品を提示していきます。

作品も随時募集中です。クラブイベントにも参加します。

第4回目企画「中村絵里+プロドットコム」展のお知らせ

2003年9月15日(月)~10月13日(月)ファッションデザイナーとして空感ジャックで活動中の中村絵里さんによる服とそれに共鳴するプロドットのアクセサリーを制作展示します。

第3回目プロドット企画「 伊能敬子展 The room 」

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2001年12月15日(土)~2002年1月31日(木)

現代美術作家の伊能敬子さんが、アメリカの子供の玩具、「ビューマスター」を使ってプロドットコムで起こった架空の事件を3Dで表現する展覧会です。画廊での発表とは違った新しい試みです。

ビューマスターとは・・・スライド写真(リール)&ビュアーです。アメリカでは古くからある子供向け玩具で円盤状のリールに小さなスライドが並んでいて、本体にセットしてレバーを倒すとステレオ写真が順に送られる様になっています。オークションではマニアの人たちが、アメリカの観光地やアイゼンハワー大統領就任式などのリールが高値で売り買いされているらしいということです。

伊能敬子/ Keiko INOH

作家より______________________ 学生時代からドアや影絵のインスタレーションを行ってきました。その時々テーマを
作って発表してきましたが、一貫して追い求めてきたのはその境界線とその向こう側
です。2年前に友人から初めて「ステレオ写真」というものを見せていただき、その
ビュアーの中にぐっと迫る空間を見つけたとき、いつか作品を作ってみたいと思いま
した。今回、画廊や美術館ではない場所での発表のチャンスをいただき、その時が来
た!と作り始めました。

ステレオ写真を作り始めてわかったことは、そもそも人が立体感を感じるのは目が2つあるからであり、その幅が7センチ前後であるからだということです。

ステレオ写真を肉眼で見るには交差法と平行法があります。交差法はより目にして焦点をぼやけさせ立体視する方法で平行法は右側の写真を右目で左側の写真を左目で見て立体視させます。しかし、太古の昔から人間は見たい物の焦点をぼやけさせる訓練をしたことがなかったので、ほとんどの人が訓練を要します。私も全然見えませんでした。でもある時「すこ~ん」と見えるようになりそれからは、だいたいのステレオ写真を立体視できるようになりました。さらに驚きだったのは「今から立体視するぞ」と自分に号令をかけてステレオ写真を見ると、若干のアライメントのずれなら人間の目は調整し立体視できてしまいます。

このように自力をもって自分の中の不思議を開いていく事を、赤瀬川原平さんは「脳内リゾート開発」と命名し、人間の歴史では集中力を優先して、何だかわからないことは(これを分散力と呼んでいる)切り捨ててきたとも言っています。
ステレオ写真はその境界線と向こう側を空気が見えることにより表現し、人間が能力として持っていたにも関わらず、使っていなかった能力にスポットを当てているとは考えられないでしょうか。

今回の展覧会はインスタレーション作家である私が「撮った」のではなく「作った」作品の数々です。どうぞ「脳内リゾート開発」を体験してください。

Selected Solo Exhibitions

1986-2001
Gallery Ono , Tokyo
Gallery Parergons?, Tokyo
Gallery Natsuka , Tokyo
Gallery Kobayashi , Tokyo
Seibu Department Store ,
STUDIO Kinshicho , Tokyo
Gallery Moris , Tokyo
Key Gallery , Tokyo ,
Curated by Akihiko TAKAMI

Selected Group Exhibitions
1987-2001
Gallery Nabisu , Tokyo ,
Curated by Toshiaki MINEMURA
Gallery Natsuka , Tokyo
Sumida River Side Hall , Tokyo
Itabashi Art Museum ,Tokyo
National Museum of Contemporary Art , Korea
Shibayama Open- Air Art Exhibition , CHIBA ,
Curated by Shigeo HANDA
Gallery Natsuka , Tokyo

12月15日 5時よりのパーティーにて、アフガニスタン難民へのチャリティー展を開催しました。多数の作家さん、お客様にご参加をいただきました。どうもありがとうございました。
作家伊能さんの作品+シルバーアクセサリーのチャリティー作品売上金は¥32,100でした。12月21日(金)に財団法人日本ユニセフ協会アフガン緊急募金宛に全額寄付させていただきました。


第2回プロドットコム企画展

11月1日~11月30日 滝沢えみこ展 渋谷区神宮前プロドットコム

素材:ガラス、ワイヤー、銅板、和紙、布、陶土、電球(5w)


第一回目のギャラリー企画

8月1日~8月31日松田 陽 アートワーク展を行ないました。多数のご来場まことにありがとうございました。 <松田 陽 略歴> 大学時代は建築を専攻。2000.4青山スパイラル・クリエイターフェスティバルにポリゴンチェアー出展し、準グランプリ受賞。その後作家として本格的に活動を開始。カテゴリーにとらわれず、立体、映像、ファッション、CG、写真、などの身近なプロダクトの概念を持ち込んだ多ジャンルにわたる制作を手掛ける。 常に変形し続けるファッションの街、渋谷と原宿を結ぶフィールドを作品化する松田陽展。2箇所のギャラリーにおいて同時開催することで、「方法とモデル」あるいは「テクストと実践」という相関関係をあえて別空間に提示。体感して初めて抱くイメージのズレを街という空間を通して楽しむ試み。