金属アレルギー対応チタンアクセサリー チタンペアリング 結婚指輪
プロドットコムでは金属アレルギーを研究し、アレルギー症状に個別に対応し、ロウ付けを使わないシルバーアクセサリーに加えて、素材として チタニウム(Ti、Ti02)やサージカルステンレスを使ったアクセサリーを作っています。
■チタンリング 「チタン」という”レアメタル”を手掛けるいきさつ
1998年から金属アレルギーでお困りのお客様から「アクセサリーを着けたいけれど何か方法はありますか」というお声を頂いたのがきっかけでした。特に夏は金属と汗の関係で「ジュエリーを身に着けたいのに着けられない」とのご相談が増える時期で、この事については私なりに勉強してまいりました。また、医療機関にチタンのキャストの工程を発注し、安全なアクセサリーを精密に製作します。その課程で、医療の専門家からチタンの扱いや特性をお教えいただいています。 チタンというのは、金、銀、プラチナと違って、ジュエリーとしての流通ルートなど出来ておらず、レアメタルというだけあって、開店前当時は材料入手も困難で、金属業の職人さんたちに聞いてもサンプルしか目にしないといった具合でした。文字通り刃が立たない(ダイヤモンドドリルで削ります)、硬度はプラチナ以上。本当に骨が折れる金属です。思うような加工はさせてもらえない、人の手を拒むというチタニウムの特殊性がむしろ、創作意欲に火を着け震い立たせてくれました。 titanのほか、シルバー+プラチナ、シルバー+ゴールド,タングステン(金と同じ比重のレアメタル)など種類を増やしています。 チタンtitanium: アポロ11号が月から持って帰った石の成分には10%余りもチタンが含まれていたんですって。 余談ですが。プロドットコムにご来店されるアメリカのお客様とお話ししていた時「チタン」通じませんでした。英語では”タイテァ〜♪ニアム”と聞こえます。…→タイタニウム…→〜(?タイタニックに…似て?)
■チタンという素材
シルバーにも純銀、950銀、925銀(スターリングシルバー)900銀(コインシルバー)と用途によって種類があるように、チタンも純チタン、純チタン1種、純チタン2種、6AL-4V(通称ロクヨン)から航空機に使われる高力チタン、耐食チタン、そして、形状記憶合金などさまざまな素材とのチタン合金が最先端技術により開発されています。 ■チタンは錆びない特性から人工心臓や肺、人工歯根から宇宙開発まで、夢の金属として研究されている未来の素材です。プロドットコムの使用するチタンは高純度99.9%で皮膚科クリニックで使われているものです。純チタンは多孔質で硬度は高い分、弾性が低くマットな質感で淡いグレーです。研磨に大変時間がかかります。その他、チタン6AL-4Vは6%のアルミと4%のヴァナジウムが含まれることで、弾性が増し、宇宙産業用に利用されています。人体にだけでなく、地球環境にとってもリサイクル可能でやさしい特性があります。経年劣化もありません。 ■陽極酸化皮膜によりバーントアンバー系の深みを感じる暖かいグレー色や玉虫色に反射する色を出す方法などがあります。
by まつもとけいこ
■金属アレルギー(allergy=アレルギー性接触性皮膚炎)とは 体内にまず異物として何かの金属(抗原)を認知して、抗体を作ってしまい、感作する状態で、2度目に同じ物質から激しい反応が起き有害な症状がもたらされる状態をいいます。 ■金属アレルギーの誤解 接触性皮膚炎として現れるケースには、一次刺激性の皮膚障害とアレルギー性のものとが混同されていますが、前者は直接の刺激作用によるもの、後者は免疫的なしくみを通じてトラブルを起こすものです。 お肌の症状は一般に類似していて、紅班、発赤(皮膚が充血し赤みを帯びる)が多いです。塩素イオンが含まれる汗と、アレルゲン金属の作用によって、皮膚が拒絶反応を起こし、かぶれたりトラブルを起こすこと。 ■金属アレルギーのきっかけと考えられること めっきのアクセサリーを以前に着けた。またはボディーピアスなどのピアッシング時など。 指輪などの場合は、皮膚が厚いので、金属は表皮に阻まれ体内に入りにくいのですが ピアスの場合は皮下組織と直に接してしまいます。 ひとたび症状が出てしまうと、免疫反応により残念ながら接触するたびに起こるとされています。 ■金属と皮膚との関係 原因となりやすい金属(厚生労働省調べ)は、『ニッケル』。金属自体が原因と誤解されやすいのですが、金属が汗でイオン化してからだのタンパク質と反応してアレルギー症状を引き起こすので、イオン化させない金属が安全な金属といえます。 『ゴールドやシルバー、プラチナ』は金属原子の結晶構造上、安定しているメタルですので、アレルギーを発症させるというのはごくまれな金属ですが『チタン』が最も原子構造が安定していてイオン化しにくく一番安全との結果がでています。これは、実用金属中、最も腐食に強いのがチタンだからです。ただし厳密には、チタンが人間にとって新しく、生活の中に浸透していないので感作も低いと言え、金属である以上 金属アレルギーに100%完璧といえる材質はありえません。 ■アレルギー要因となる革素材 シルバーに対して金属アレルギーを起こす場合、もっとも気になるのは、シルバーのロウ材です。そのため当社では、ロウ付けをいっさいしないで制作することでも対応しています。 金属だけでなく、革にはなめす工程でクロムが使用されるため、金属アレルギーの方に反応することも。 ナチュラルな革とはいえ、ペンダントのチェーンの代わりに革ひもを使ったり、革とコンビのリング、革ブレスレットのご使用には注意が必要。 ■プロドットコムでは 生体に最も適合性の高い金属という特性を活かし、皮膚に接する面にはチタンや純銀を使用したり、組み合わせるなどして造作にバリエーションを出しています。当店の使用するシルバーは一般のジュエリーより純度の高いシルバー950を使用しています。残りの 5%は硬度を増すため純銅が使用されています。わずかな銅が入るだけで硬くなります。 *場合によってはアレルギーへの安全性を考慮のうえ、接合部にいっさい合金を使用せず、純銀のみで制作します。銀食器や歯の治療などに使用されていますとうり、銀も金同様、アレルギーの原因になりにくい金属です。銅は胡麻、大豆、牡蠣にも含まれています。余談ですが銅のさび=”緑青”は人体に害があるとされている通念は間違い(厚生省より発表)。緑青は体内に入ったとしても吸収されにくく排出されます。 ■検査 使用するペンダントのチェーンについては、株)ハイメックさんの誘導結合プラズマ発光分光分析法による抜き上げ検査により、925を上回る高品質を実証済みです。 ■めっきの問題点 ゴールドプレートという表示で金メッキ仕上げの製品も多くみかけますが、これらの下地にはニッケルメッキがよく使用されています。 24Kメッキなら、1年間の使用で1ミクロン(1mmの千分の1)ずつ薄くなる計算。つまり5ミクロンの厚さの金メッキなら5年が耐用年数の目安ということになり、下地に使用したニッケルが溶け出す場合もありますので要注意です。皮膚炎のパッチテストでは、「ニッケル製」がアレルゲン最上位という統計がでています。 汗の塩分のイオン(塩素)はニッケルを溶かす作用が高いとされ、ニッケルに感作したことのある人は着けるたびに皮膚のトラブルに合うことになりますが、汗が金属を溶かすということとは違います。ニッケル自体が使われためっきは危険ですが、ニッケルが配合された合金にまで感作するかは別問題です。何の金属に対してのアレルギーかを知る必要もあります。
■金属アレルギー防止には 清潔に保つ(表面が良く研磨された金属であることが必要。) アクリル製のピアスや メッキのアクセサリーは身に着けない。 皮膚科クリニックの医師によれば、金属がイオン化しない冬場など、症状が出ない季節だけアクセサリーと楽しみ、汗でイオン化しやすい夏場は控えるといいということです。また、症状のひどい人は、パッチテストによって、かぶれる疑いのある金属を特定し、それを使わないことで防ぐこともできます。 最初のピアスの穴は生傷の状態ですのでピアスの素材に注意してください。
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