チタン

2darts0307 3種類の金属を組み合わせています・ チタン(ノーマルグレイ)+シルバー+k10ゴールド

金属アレルギーリスクへの対策:ご結婚の1年後、突然結婚指輪でかぶれるようになってしまったというケースもあります。妊娠による体質の変化や出産後の免疫低下も関係しているかもしれません。環境の大きな変化や体調により、 皮膚が敏感になり金属負けするということもあります。

皮膚と洗剤

結婚指輪と指とのあいだの、残留洗剤が発端の一因ということも考えられますが、洗剤が有害なのではありません。洗剤は指を清潔に洗ってくれるものです。家庭で使う洗剤というのは安全性が確保されています。洗剤が指に負荷をかけるのは、油分が汚れと一緒に取り除かれることから起きる皮膚の乾燥です。経皮毒という間違ったワードがネット上に広まっていますが、洗剤が皮膚を浸透してよくない影響を及ぼすというのは科学的な作用ではありません。洗剤はむしろ皮膚の衛生を向上させるもので、汚れを落とさない方が不衛生です。指輪の内側もしっかり洗いましょう。そして最も大切なのは、肌の乾燥を防ぐための保湿です。指と指輪のあいだは汚れやすく、手洗いのあとの水分もたまりやすいと同時に、洗剤で油分を取られ、保湿が不十分になり湿疹ができやすくなるケースもあります。皮膚が弱いけれど、保湿せずにかきむしっている人をこれまでに見てきました。皮膚はバリアーであり、外と中をわける大切な役割がありますが、保湿を怠ると外部からの出入り口ができてしまいます。バリアーが破られることで皮膚にトラブルが生じるのです。最も恐れなくてはいけないのは洗剤ではありません。保湿を怠ることです。
指輪の内側にダイヤやブルーのサファイヤなどを入れる結婚指輪のデザインも多いのですが、石留めした際に、指輪とダイヤの間には空洞を作りそこに石がはめ込まれているので、そういった細工の部分に皮脂よごれがたまったり、幅が広いデザインの場合石鹸かすやたんぱく質がたまったりということもあります。チタンは菌の繁殖を抑える抗菌効果がある金属ですが、指輪を清潔に保つお手入れは必要です。指と一緒に指輪もじゃぶじゃぶ洗って大丈夫です。
金属アレルギーの出ない金属に内側の部分だけ作り替えたり、外側だけをシルバーからチタンに作り直すというメンテナンスも承ります。将来、突然アレルギーが発症したとしても、部分的に対応することが可能なデザインになっています。パーツのあいだにたまった皮脂よごれなどは定期的にショップに足を運んでいただき超音波洗浄機で洗うことで対処できます。