金属アレルギー

将来へのリスクヘッジ

Monday, April 04, 2011ガイガーカウンターと指輪のサイズ 安全工学とリスクの確立論の視点から原子力の必要性を説いて原発が推進されてはきたものの、ありえないと言って設計に織り込まなかったことが実際に起こりえた結果の大災害は人災ともいえるところまできてしまいましたが。 たとえば隕石が落ちて私に当たる確率とマイカーを運転して事故る危険性と比べるような確率論を持ち出すのなら、私はそれを指輪のサイズにあてはめて思いにふけったりしてみましょう。 原宿は春休みで大賑わいですが。 外国人の姿がめっきり減りましたが、めずらしくいるなとみると外人はマスクしてる。そもそも外人がマスクってすごくめずらしい現象ではないでしょうか？ マスクってサージカルな方々のものでしょう。外国では。指輪を決める際の指輪のサイズが、一生ものの結婚指輪が将来太ったらサイズ直しはどうなるの？完成前のご試着の段階なら、きつくなるようにサイズダウンも承ります。もちろん何号でもサイズアップも可能です。
むかしはサイズを小さくできなかった為、心配だからご相談を受けたことがありました。年配になって太ることを想定して、チタンの結婚指輪を選ぶのってどうなの？というご相談がありました。太ってもサイズを大きくできますのでご安心ください。
当店は切れ目の入った指輪の販売はしたことがありません。チタンは切ってつないでしまうと、金属アレルギーフリーではなくなるからです。継ぎ目をロウ付けする際に、接合部だけ本体より早くようかいする、融点の低い合金を使ってつなぎます。純チタンではなく合金を使うと、そこから汗で金属イオンが溶出し、皮膚に侵入する可能性が発生します。
塊りから削りだす、輪っかはひとつながりのチタンの結婚指輪であれば金属アレルギーの可能性はありません。 先に起こり得るかどうか、わからないことを今から心配して、安全策を取っておく必要性...太るリスクか金属アレルギーか。 今はすらっとスマートな新郎がご心配なのは十数年先、太ってしまうかもしれないリスクとおっしゃる。でもご心配なく。チタンはサイズを大きく伸ばすことが出来ます。純チタンのままでろう付けなしですのでアレルギーフリーです。 指輪を切って直すことで解消できるとする指輪屋さんって、私は疑問です。マリッジリングの輪を切る＝「和を斬る」ようで縁起悪いのでは？ということ。あとで直せるからという理由でちょうどよいサイズで提供できていないこと。
将来太ったらまた新しい指輪を買ってね、ニコッと新郎に微笑みかけるかわいい花嫁さまなら今までも見たことがありましたが。。。 指輪を切らなくてはいけないくらい太るなら…ですよ、今お手持ちのお洋服から下着からベルトから靴まですべて入らなくなる体重増加と体型変化は、メタボ＆皮下脂肪…指輪がはまらなくなるリスクを考える前に、健康へのリスクはどこへ。。。指輪屋さんとしましては、体重を戻して指の方を指輪くんに合わせて欲しいのが本音。指輪のサイズがあまり太らないように自己コントロールのバロメーター。 将来の心配ということなら、今は金属アレルギーじゃないけれど、将来金属アレルギーになったらプラチナの結婚指輪もゴールドのマリッジリングも着けられなくなるのですから、今のうちからチタンの結婚指輪にしておいたほうが賢明と。 将来のことを想定するしないのお買い物のはなしと原子力のことはまったく別。今やコントロール不可の原子力発電所の事故においては、４０ｍの津波を想定しないで、外部電源を何通りも用意してリスク回避できる設計をしなかった。おおいに反省すべしなのです。

事故から教訓を学び次へ活かすのは原発事故も、日常の製品の事故にも共通する問題です。指にまつわる事故、例えばシュレッダーの紙を入れる挿入口に指が挟まれる事故や、回転が完全に停止しない洗濯機に指が巻き込まれたり、折りたたみ式ベビーカーに指が挟まれたりといった事故の報告によって、製品が改善されてきています。人間の人体寸法のデータベース（＊Ｊ）が活用され安全性の考慮され人間工学に基づく製品が生まれています。

資料（＊Ｊ）人間特性に基づく製品の設計　人体寸法