ネックレスのデザイン

デザインってなんだろうと考えることがあります。ネックレスチェーンはどうしてこういうかたちなのだろう。なぜ鎖をつけるのだろうと。そしてこんなものがあってもいいのでは?とカスタムして自己流で考えていくうちになんとなくピタッとくる感覚で物作りをしています。 ふといろいろなものに視線を移してみる。。。たとえばずれてしまったものとずらしたデザイン。汚れてしまった痕跡と汚したテクスチュアの境界線はどこにあるのだろう。どうして白衣にはファッション性が乏しいのでしょう.テーラード白衣とか一流ブランド白衣も無ければ、デザイン性のある松葉杖もない。飲み間違えそうなかたちの薬ばっかりで錠剤もデザインされていない、おしゃれな補聴器がもっとあっていい。たとえば。肌色の耳に隠れる補聴器じゃなくて、ダイヤモンドがパヴェセッティングされた魅せる補聴器に、見せる義足。 金属の指を作っていて、すごく抜け落ちている分野を感じます。 もののかたちって、整っていればいいというわけではないですね。きれいだったり均等だったり正しいだけが良いとは限らない、あえてくずす場合も。なぜ崩す必要があるのか、どうしてバランスを崩した方がおもしろいのか、ありきたりからただ脱出するのか、静止より動きが出た方が人間味があるからでしょうか。無味無色より色があると楽しいからでしょうか。あえて地味にしようとするとかえって派手になるのは、主張が強くなるからでしょうか?ダイヤモンドがちりばめられたものよりも、ダメージをうけた素材の方が魅力的なのはその素材らしさがいっそうひきたつからなのでしょうか。ダイヤはどうしてぴかぴかにみがかれ透明でなくてはならないのでしょう。

 

prodottocom オーダー例

ネックレス

[チェーンのひとつひとつのパーツを手作り。 チェーンのひとつひとつのパーツを手作り。着け心地を考慮し、軽量化のため 銀線をコイル状に巻いてあり、石留めしてある パーツを除いて本体は空洞になっています。シルバー製にありがちな重量をなんとか軽く仕上 げました。ガーネットとグリーンアゲート(3mm)を彫留め。